9月は防災月間

こんにちは。城口です。
今日は松山は雨です。
昨今集中豪雨も多く、これからは台風の季節。
9月は防災月間でもあるので、
今日は、水害について書きます。

水害に強い家の作り方とは、敷地を高くする、床を高くする、
基礎を高くするといったように、高さを上げること。
ただ、いずれにしても大規模な工事が必要となり、
経済的にも相当な負担になります。
既に建っている家にお住まいの方にとっては、
工事自体も難しいものとなります。

そこで今回は、今からできる水害対策の準備をご紹介します。
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こうならないために、少しづつ準備しておきましょう!!

1.土のう・水のう
土のうとは、布袋に土砂を詰めたものです。これを積みあげて、
水や土砂の流れを止め、家屋への浸水を防止するので、水深の浅い
初期段階や小規模な水害時には、非常に有効な対策です。
低地に住んでいる方は、常備しておくのが賢明ですが、袋いっぱいの土を
集めるのは、特に土の少ない都会ではなかなか大変です。
そういった場合には、40~45リットルのゴミ袋を2~3枚重ね、
水を入れて作る「水のう」も有効です。
水のうを複数個用意し、段ボールに詰めることで土のう代わりにも
なります。
水害被害を受けやすい半地下・地下に玄関や駐車場、居室があるお家に
お住まいであれば、土のうは常に準備しておくのが良いです。

2.止水板
大雨時には、家の出入り口に、長めの板などを設置し、土のうや水のう
などで固定して、浸水を防ぎましょう。板がない緊急の場合は、
テーブル・ボード・タンス・ロッカー・畳などで代用しても良いです。
なお、止水板を購入に対して補助金を出してくれる自治体もあるそうです。

3.排水溝のチェック
ゲリラ豪雨など、突発的で激しい水害時は、トイレの水が流れなくなったり、
トイレや浴室、さらには洗濯機などの排水溝から汚水が逆流する
「排水溝逆流浸水」が発生し、室内から泥水が噴き出す恐れがあります。
水のうを1回のトイレの便器に入れる、浴室、浴槽、洗濯機の排水溝の
上に乗せる、といった対応で逆流を防止しましょう。

4.自作のハザードマップ
これは松山市の石手川が氾濫した時のハザードマップです。
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(改訂版まつやま防災マップより)
自治体の作成したハザードマップは非常に重要なものですが、
それに加えより詳しい自前のハザードマップを用意しておくこともいいでしょう。
水害が起きて、避難が必要になった時のために、
まず家族で避難場所を決めておき、
避難場所までのマンホールや小川、側溝などの
詳しい危険箇所をマップ上に示しておくと良いですね。
特に濁流で冠水した場合、危険箇所が見えなくなり、避難途中でふたの
外れたマンホールや側溝に落ちてしまうことも非常に多くあります。
通常の降雨時に避難場所まで歩いてみて、自作のハザードマップに、
雨が降った時の水の流れる方向やマンホール・側溝の場所の目印に
なるものも書き込んでおきましょう。
なお、お家が平屋建てで、ゲリラ豪雨時などに逃げ場所がなくなって
しまうような際には、遠くの避難場所を目指すよりも、隣近所の二階以上に
避難させてもらうほうが安全なので、普段から人間関係を築いて
おくのも大切ですね。

5.非常用品備蓄
大規模水害時には、水道、電気、ガスなどが止まり、道路が寸断される
可能性があります。
ライフライン途絶を想定し、水、食料、日用品、カセットコンロ、
カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、携帯電話充電器、医薬品、
ランタンなど、一週間程度暮らせる備蓄を準備しておきましょう。
これらについては、故障の有無など定期的なメンテナンスを行うように
心がけましょう。我が家も非常用の水の期限が切れていることに最近気づきました。
準備していてもいざという時に使えないと意味がないですよね。
また持ち出し用の非常用品はすぐに持ち運びができるよう、
一箇所にまとめて保管しておきましょう。非常用品は、水に浸からないように、
1階よりも2階に保管する方が良いそうです。
両手を開けて避難できるよう、リュックなどに入れての保管をオススメ
します。

災害はいつ襲ってくるかわからないものです。
水害に強い家を作ることも当然大切ですが、万が一に備えた準備も、
もしもの時の心の安定につながるので、少しづつすすめておきたいですね♡