無垢フローリング

こんにちは。城口です。
今朝からの雨でさらに冬が迫ってきているように感じます。

冬つらい事といえば、、、
朝、温かいベッドから冷え切った床に足をつく瞬間(;゚Д゚)
もう少し床に温もりがあれば、あと15分は早く起きられるのにーーー!

こんないいわけはさておき笑!

温かさを感じられる無垢フローリングについて少し。

床暖房やホットカーペットのような温かさはありませんが、
自然な無垢の板は、部屋の湿気を取り込み、部屋が乾燥している時には潤いを放出してくれます。そして日中の人の体温や室温等の熱を板の中に含まれている空気に伝えています。自然の板が持つ調湿機能や熱伝導により、温もりを伝えているのです。

無垢の板の樹種によっても温かさが変わってきます。
針葉樹(杉、檜、松など)は、軽くて柔らかく、板の中に含まれる空気の量が多いため、熱伝導率が高く、温もりを感じやすいとのことです。
広葉樹(桜、ナラ、ケヤキ、栗など)は、細胞の密度が高いため硬くて傷つきにくいというメリットはありますが、空気を含む量は少ないため、温かさを求める場合には針葉樹を選ぶ方がよさそうです。

無垢フローリングとは言え、板は冷たいでしょ!?と考える場合、少し要注意です。
無垢の板は、ホットカーペットや床暖房などを使用し急激に温度を上げたり、乾燥させたりすることでひび割れや反りを生じやすくなります。また湿気がカーペットと床の間にこもるとカビの原因になります。
床暖房対応のフローリングの使用や、低温での使用、断熱性の高いマットをホットカーペットの下に引く、ビニール素材や滑り止め付きのカーペットは避けるなどの一工夫が必要となります。

無垢フローリングは生きています。
うまく自然素材と対話しながらお互いが快適に過ごしたいものですね。
オズハウスナチュラルでは、厳選された本物の自然素材をビュッフェ形式で定額選び放題!!杉板張り放題も可能です。自然素材に囲まれた健康で快適な暮らしにご興味がある方はぜひ♡
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寒さ対策

こんにちは。城口です。

今年は秋がないのかな?と思わせるような最近までの日中の暑さが、
やっと!?急に!?おさまりはじめましたね!!
今朝の寒さにびっくりしました。

今回は、昔の日本の住宅の冬の寒さ対策についてお伝えいたします。

以前もブログに書きましたが、
日本古来の住宅は、どちらかというと夏向きにできて、
日本の夏の高温多湿を和らげるための仕組みがたくさん備わっています。

例を挙げると、
・壁が少なく、部屋と部屋の間は襖で仕切られている
・襖や障子戸を外すと、風の通り道ができ、熱や湿気を逃すことが可能
・優れた断熱材である「茅」を使用した茅葺屋根
・夏の直射日光が部屋に入るのを防ぐための「軒」
・風向きを考えた家のつくり
・高機能な土壁が家の中の温度上昇を和らげる

といった具合です。

暑さ対策ではたくさんの仕組みが備わっていた日本古来の住宅ですが、寒さ対策についてはなんとほとんど対策されていない状態でした!!

・断熱材が使用されていない
・家の中に隙間があるのが原因で、あたたかい風が逃げてしまう
・アルミをはじめとした、熱を伝えやすい素材を窓に使用している

このような状態ですと、いくら部屋の空気をあたたかくしてもあたたかい空気が外に逃げて行ってしまいます。部屋の空気全体をあたためるような方法は日本古来の住宅では難しかったようです。
住宅そのものの機能性を上げることが難しかったため、
人間の体を直接、局所をあたためるという方法をとっていました。

・炭を使った火鉢
・アンカやカイロ
・ゆたんぽ
・「ドテラ」という防寒着

といったように。。。
なかなか寒そうですよね。。。

そこで現代では、空気全体をあたためてあたためた空気が外に逃げにくい、高気密・高断熱を考慮した住宅が増えてきました。

・二重サッシやLow-E複層ガラスを窓まわりに使用
・高機能断熱材の使用
・断熱材を厚くする
・厚手でプリーツの多いドレープカーテンや遮熱カーテン、ハニカムスクリーン、屋外ブラインドの使用
等々、、、

これらは、冷暖房効率も高めて、省エネにもつながり、ランニングコストも抑えることができます。

しかし換気は重要ですけどね!!!

オズハウスでは、「高い断熱性能をベースにした、省エネで地球環境にも優しい住宅」である「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」仕様等にもオプションにて対応しております。お気軽にお問合せ下さいませ。

便利な時代に生まれたことを感謝しつつ、無駄のない必要な機能は取り入れていきたいですね♪
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家の素敵な変化☆

こんにちは。城口です。

前回のブログで、「家の住み手に渡ってから美しさが増していき、家の完成に近づく」
という事を書きましたが、2018年に竣工したH様邸は、まさに「これ」でした!

奥様の趣味である観葉植物が所々に配置され、
オシャレなお家が、お施主様の色に染まってさらに素敵な空間になっておりました。
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もちろん新しい家は木のいい香りがして、傷も汚れもなく美しいのですが、
建ててしまって終わりではなく、
住む人の生活によって、同じ家でもそれぞれ違って変化していきます。

H様邸は、経年変化が美しく、家への愛情を感じました。
H様ありがとうございます。

このお家は、冬・春号の「愛媛の家」という雑誌にも掲載される予定です。
ぜひご一読くださいませ。

オズハウスでは、建てた後のアフターメンテナンスもしっかりさせて頂いております。
家の変化を共有させて頂くことを楽しみにしております。

「竣工」と「完成」のちがい

こんにちは。城口です。
日ごとに秋の色が深まっておりますが、まだ日中の日差しはきついですね。
夏の疲れはいかがですか??

さて、現在新築中のM様邸。
深い緑色の外壁が個性的なお家♡
竣工が近づいてきました!
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今年の夏も本当に暑さきびしい中、
現場の方がマスクをして、安全に配慮しながら、
汗を流しながら作業をしており、
大変そうだな、、、熱中症にならないように気を付けて!、、、と

影ながら心配したりして、見守っていましたので、
新しい家の完成が楽しみです♪

さて、皆様は 『竣工』と『完成』の違いをご存じでしょうか。

☆竣工とは...建築工事が終わった事を、意味する言葉だそうです。

完成と同じじゃないの?と思うのですが、実は違います。

☆完成とは...『住み続ける事で完成に近づく』 と日本の文化では考え、
『美しさのはじまり』と捉えるそうです。

住む人が何代にも渡り、家の柱や梁を乾拭きしながら
美しい飴色の光沢がうまれたり、
家そのものを大切に扱っていく事で美しくなっていく、、、という
古いものを大切にする和の心が要となるそうです。

つくり手から、つかい手へバトンタッチし、
家の変化を楽しみながら、時間をかけて完成させいく。

なんだか「完成」という言葉、奥深いですね。