和室は必要か?

こんにちは。城口です。

先日思い込みについて書きましたが、
思い返してみれば思い込みってけっこう日常茶飯事にあるもので、
家づくりの時の和室をつくるか否か問題もその一つではないでしょうか??
和室はあった方がいい!という思い込みから、悩みが生じてくるのかもしれませんよね。

なんであった方がいいのか??

今日はその和室について考えてみます。

「和室が無いと、どうにも格好がつかないなぁ」
「ひと部屋くらい畳の部屋がないと、まずいんじゃない?」

設計段階で必ず話題にあがる「和室問題」ですが、
和室という言葉から思い浮かべるイメージは人それぞれです。

生活習慣までを含めた伝統的様式としての和室が必要なのか。
単に皮膚感覚として畳の肌触りが欲しいのか。
家事スペースとして使うのか?
客間として使うのか?
子どもの遊び場、昼寝スペースとして使うのか?
今はいらないけれど、将来のために・・・?

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いずれにせよ、
和室をどのように、何の目的で使いたいか??
何をイメージした和室なのか。
まずはこのあたりをはっきりさせておくと、和室に関することが決定しやすくなるでしょう。

和室の使い方が決まれば、和室の設置場所も自ずと決まってきます。
普段からゴロ寝出来る畳が欲しいときには、リビングに併設する形を。
宿泊できる客間や将来の両親との同居を考えている場合には、リビングから離れた静かな場所に設置するのが良いでしょう。

また目的によって、間取りや、畳の素材や色も違ってきます。
例えば、
昼寝や寝室など、癒される場にしたい場合は、少し広めのスペースを設け、リラックス効果やストレス軽減効果があるとされる、藺草を使用した昔ながらの畳を選ぶと良いでしょう。
子どもの遊び場や作業スペースとして使用する場合には、樹脂や和紙のような管理のしやすい素材の畳を使うと汚れやシミにストレスを感じずに和室を楽しめると思います。
ペットを飼っているご家庭では、ペット専用の畳などもあるようです。

現時点で和室はいらないが、将来的に欲しいという人には、フローリングの上に敷ける、簡単に言えばヘリのない正方形の畳「琉球畳」がおススメです。

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鎌倉~室町時代から造られてきた日本の伝統的な部屋である和室。
最近和室がない家も増えましたが、伝統が廃れるのも悲しく思います。
癒しの香りで素足でも気持ちの良い「畳」、
太陽の光を柔らかく取り入れる「障子」や「襖」に囲まれた、目的に応じた和室を考えてみるのもいいかもしれませんね♪

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そして和室の壁には、わらすさ入りのヘルシーカラーや織物の壁紙もおススメです!
気になる方はこちらから。

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